海外ボランティアまでのプロローグ
「人生の壁はいつも突然僕たちの目の前に現れる。僕たち自らが作ったとも知らずに」
あのころ、こうピカは悩んでいた。カンボジアにボランティアに行きたいけど、行きたいけど…参加費20万円どうやって稼ぐ?残り3ヶ月、、短期間で稼ごうと思ったら、接客業しか近場でない。でも、事務系しかしたことないし人に怒鳴られるのも嫌だし
そもそも、両親をどうやって説得する?一回も海外行ったことないのに
自分になんか無理、そう自分を否定しようと思えば参加しない理由はいくらでも作れた。例えば、自分は体力ないしすぐバテるだろうとか病気にかかったらどうするとか、
とりあえず、先輩に相談した。
自分「金銭的に今から稼いで20万円貯めるのは厳しくないですか?」
先輩「本当に行きたいと思ってるなら、金銭面の問題はどうにかなる。」
自分「短期で稼ごうと思ったら、だいぶはたらかないと行けないですよ。接客業とかあまり好きじゃないんです。場合によっては深夜帯に立ち仕事しないといけないですよね」
先輩「接客でなくても探したらいくらでもあるはずやよ。これは精神論になるかもしれないけど、一緒にがんばろ。おれも明日、0円から貯め始めるねん」
その言葉に驚いた。なにも自分だけが金銭面の問題で悩んでいるわけじゃないんだ。ただ熱意で立ちはだかる壁に挑もうとしている。そんなことができるのかな?ひょっとすると自分にもできるのかもしれない。そして、3時間悩んだ末にエントリーボタンを押した。
その日から心に「絶対カンボジアにいく!」と強く思うようになった。年末年始、夜の22:00〜7:00 飲食店で連日働いたし、両親が反対しても押し切った。はっきりと相手を説得する言葉も持ち合わせていなかった。ただ熱意で日々を全うしていた。はたから見ればただのバカだ。でも、それでいい今までこんなにバカになれたことはない。
そして、カンボジアへ🇰🇭